フランスにはジャンヌ=ダルクゆかりの地や、ジャンヌ=ダルクの像がたくさんあります。
その代表的な場所をここではお伝えしていきます。
生誕地、ドンレミ
ジャンヌ=ダルクは1412年に生まれたといわれています。
ここはフランスの北東部にあるロレーヌ地方の小さな村で、ドンレミというのは昔の呼び名です。
いまは、ドンレミ・ラ・ピュセルと呼ばれてます。
ジャンヌ=ダルクを表した「ラ・ピュセル・ドルレアン(オルレアンの乙女)」という呼び名にちなんで「ドンレミ・ラ・ピュセル」となったとか。
ジャンヌ=ダルクの生家の一部が残っていて、見学できるみたいですよ。
世界遺産シノン城
ロワール川とその支流ヴィエンヌ川が合流する地点にあるシノン。
12世紀、イングランド王ヘンリ2世によって建てられた城です。
ジャンヌ=ダルクとシャルル7世が初めて対面した場所として有名です。
シノン城は16世紀のユグノー戦争、18世紀のフランス革命によって廃城となってしまいます。
ジャンヌ=ダルクとシャルル7世が面会した場所は残されていませんが、城内にはジャンヌ=ダルク博物館が開設されているようです。
ランスのノートルダム大聖堂
シャルル7世の戴冠式を行った場所です。
オルレアン解放後、ジャンヌ=ダルクに説得され、ランスで王位に就くことになりました。(1429年)
ジャンヌ=ダルクもシャルル7世とともにこの大聖堂に来ています。
ここにはジャンヌ=ダルクの署名が飾られているようです。
サント・クロワ大聖堂
ジャンヌ=ダルクの生涯が描かれたステンドグラスが10枚あり、圧巻です。
ステンドグラスは1893~1897年にかけてつくられました。
オルレアン解放後にジャンヌ・ダルクが祈りを捧げたことでも知られています。
13世紀に建てられ、宗教戦争で破壊された後、1829年に今の姿に修復されたそうです。
マルトロワ広場
オルレアン市のシンボルである、ジャンヌ=ダルクの騎馬像が飾られています。
ブーヴルイユ城
ここで裁判がされ、処刑されるまでの間、幽閉されていました。
最終的にはルーアンのヴュー・マルシェ広場で火あぶりの刑で処刑されます。