四大文明のウソ

紀元前史★★

いわずと知れた教科書で最初の方に習う四大文明。

この「四大文明」という言葉、世界では通じないって知ってましたか?

え?教科書に載ってるのに?

それはちょっと前の教科書だね。
今では「四大文明」という説明は、どこにも載ってないんだよ

そもそも「四大文明」という表現は、20世紀以降の日本や中国でのみ用いられていた言葉のようです。

つまり、国際用語でも世界共通の言葉でもないのです。

ゆえに、もし日本人以外の友人と「問題!四大文明を全て答えよ!」なんていうやり取りしちゃったら、相手は「はて?」となってしまうはずです。

4つじゃないとしたら、他にどんな文明があるのかしら?

古代文明としては、他に北アメリカや南アメリカ大陸にいくつか挙げられます。

マヤ文明、アステカ文明、インカ文明

たしかに、これは聞いたことがある!

こういった古代文明があるにもかかわらず、「四大」とひとくくりにしてしまうのはいかがなものか、ということで無くなったと思われます。

南北アメリカ大陸の話が世界史で出てくるのは、コロンブスが航海に出てから後になりますから、昔はあまり触れられていなかったのかもしれませんね。

じゃぁ世界では、古代文明を主にどうんな風に表現しているのでしょうか?

文明のゆりかご

ですって。

うん、なんかいいですね、この表現。

今後のテーマで、それぞれの文明について話せる機会があればなと思います。

世界史の授業が自分の学生時代と(いい意味で)変化していくことは、とても喜ばしいことだなと思う、そんな気付きがあった「四大文明」でした。

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